2021.5.16(日)、港区立エコプラザにて「脱プラ生活!暮らしの中の化学物質について知ろう」セミナーを実施しました。
今回は、プラスチックをごみの観点からとういより、プラスチックをはじめとする私たちの身の回りの化学物質全般について、私たちの健康にどのような影響を及ぼすのかを解説しました。
- 大気汚染、海洋汚染、水質汚染、土壌汚染すべてにプラスチックは関係していいる
- プラスチックは自然界では決して分解しない
- 紫外線に弱く、それを強くするために添加物を入れている。それらが人間の身体にどのような影響を与えているか
- 内分泌かく乱化学物質について
- 人体への暴露について
- 胎児や乳幼児への影響について
- 7つのプラスチックについて
- 残留性有機汚染物質(POPs)について 等々
コロナ禍でしたが、主催側より会場でお願いしたいとの意向を受け実施。少人数の参加でしたが、受講者のみなさんとても熱心に聞いてくださり、セミナー後は活発な意見交換がなされました。以下、いただいた感想です。
●こんな危険な中で生活しているとは思いませんでした。商品表示は、小文字で見にくく見ていませんでしたが、消費者としてあらためて見る必要があると思いました。●身の回りの化学物質について具体的な例を学びました。●世界の流れが大まかに理解できました。ゼロイチではなく対話が大事なのがわかりました。●プラスチックが私たち暮らしにいかに定着しているのか改めて学び、危険性について考える機会になりました。●概要を体系的にまとめられていて、非常に分かりやすかったです。●パーソナルケア製品等の対策を学べたことです。●バイオの%。プラスチック種類、エコマークの1~7の数字表記はとてもためになりました。●ペットボトルは再利用されている率が高いということ。プラスチックリサイクルのうち6割以上は燃やしていること。プラスチックの添加物が問題だということ。環境を守ることと人体の安全を守ることが経済優先の日本では難しいということなど、知りました。
●消費者として、学習し考えて購入しようと思いました。●少しこわくなりました。我々の回りにはそんなに多くの化学物質を含む物があることに驚きました。●多様な考えをお聞きすることができてよかったです。●除草剤について、ちょうど使用するか考えていたときだったので、とても参考になりました。●生活の中で触れる物に関する情報が記されて役に立ちます。●これらの情報をもっと広めていくべきだと改めて思いました。●大変勉強になりました。個人でできることにはもう限界があり、政界・経済界(企業)を動かすために、ボトムアップで声をあげていくことの大切さを学びました。知らないことが多すぎたのでもっと勉強します。
ちなみにエコプラザは内装がほとんで木材でつくられており、とても気持ちの良い空間でした。木の机は学校からのお下がりを直したもの、天井や壁面にも多くの木材を使用しています。そして、メダカや蚕が展示されていたり、出されたお茶も紙パックのもの。ミツバチの飼育講座やいろんなフィールドワークもやっている環境学習施設です。