『大量生産大量消費の経済システムから新しい経済システムへ』
昨日、表記のセミナーに参加しました。
大半が、講師の金子勝さんの主たる活動範囲の「不良債権としての原発の問題」についてでした。
「大量生産大量消費の経済システムから新しい経済システムへ」の具体的な提案を聞くことができず、少し残念でした。
しかし、話の筋道からは重要な帰結をえることができました。それは、環境活動が常にぶつかる「環境最優先では成長が止まる。それでもいいの?」の反動、反発に対する回答を得たことです。
以下私なりの金子先生の話の受け止め
- 中心概念として「環境、安全」を置かない成長はやがて破たんをきたしますよ。
- 環境、安全を中心に据えない企業活動は顧客離れを起こし、やがて停滞しますよ。
環境活動に際しては、成長を批判するのではなく、成長の中身を吟味し批判することが大切です。例えば、
- 兵器を売ってもGDPは伸びます。それも成長ですか?
- その成長により、格差が拡大しても成長ですか?
Q&Aでは、
大量廃棄時代の「循環経済」について、どう思われますか?といった質問が出ましたが、金子先生から明確な進言を聞くことはできませんでした。